ホテル・旅館のリスク・マネジメントと危機管理
旅館・ホテルの盛況は心強い。『新・観光立国論』や3年足らずでやってくる東京オリンピック・パラリンピックで、外国人旅行者はいや増すだろう。インバウンドの外国人旅行者の安全・安心を確保するためにリスク・マネジメントと危機管理の充実は、経営者の急務だ。ポイントは、「準備と訓練ができているということ」である。簡単な自己診断をお勧めしたい。
- 外国人旅行者の安全確保のための 「災害時初動対応マニュアル」は整備していますか?
- 「やるべきことチェックリスト」を、役職員や従業員一人ひとりに渡し、更新していますか?
- 外国人旅行者に対する初動対応を英語、中国語などでアナウンスやパンフレットで分かりやすく伝え、避難・誘導できますか?
- たとえば、地震による揺れが発生し、最初の揺れが収まり ひと段落した時に、「どうしろ!」「これをしてはいけない!」と動詞で、具体的行動を指示できますか?
- 実践訓練、非常呼集など、体で覚える訓練の指導をコンサルタントから受けていますか?
この分野の試行錯誤を50年以上続けてきた経験者のアドバイスを受けたくはありませんか?