目視検査支援システム全体構成
モニター画面の例です。
PTP(包装)された薬が右から左に向かって並んで流れていますが、一つの錠剤に異物が付着しています。これをモニターを見ながら指導します (1)モニター画面(不良箇所表示)。
目視検査員の方が検査のスペックを理解した後、モニターを見ながら実際の状態を疑似体験していただきます (2)モニター画面(不良箇所非表示)。不良品を発見した場合速やかにモニター上のその製品にタッチします。タッチした製品が不良品ならば正解となり、良品を誤ってタッチしたり(誤判定)、不良品にもかかわらずそのまま流れて行ってしまった場合(見逃し)は不正解と判定されます。
これらのデータを集計して目視検査員の方の能力を評価したり訓練したりします。なお、実際の製造速度以上で訓練することにより、いわゆるインターチェンジ効果により検査作業に余裕が生まれ作業ミス軽減、作業員の方のストレス軽減に役立ちます。(インターチェンジ効果とは、高速道路から一般道路に降りたすぐ後はスピードが遅く感じられる現象です)
(1)モニター画面(不良箇所表示)
(2)モニター画面(不良箇所非表示)
本システムを使って目視検査員の方の訓練を行うと、客観的に検査能力のレベルを知ることができます (3)推移グラフ。目視検査能力が十分製造現場で通用するのかどうか、熟練検査員レベルとの能力の差がどのくらいあるのかなども知ることができます。
製品の品質保証は「目視検査を行っています!」と言っても、これだけではお客様はなかなか納得されないでしょう。目視検査が十分機能していることを、本システムで裏付けることができるでしょう。
(3)能力推移グラフ